金額はすべて各クラブ公式サイトの記載をもとにしています(確認日 2026-10-17)。会費は改定されることがあるので、最新は必ず各公式サイトで確認してください。本ページは特定施設の勧誘ではありません。
先に結論(3つ)
- 年12回(月1回)が分かれ目の目安です。六本木ヒルズクラブを5年使う前提だと、入会金と年会費で年約61.6万円。月1回なら1回あたり約5.1万円の「場代」が、飲食代とは別にかかります。年に数回なら、入らない方が合理的です。(「12回」は計算から置いた目安【推定】)
- クラブの価値は料理より「段取りの省略」と「相手への信号」。予約・席・服装・会計がいつもの形で済み、相手との会話に集中できます。会員制の場を用意したこと自体が、相手への気づかいとして伝わります。【推定】
- 入らなくても代わりはあります。会員に同伴してもらう・ホテルの個室・料亭の3つで、多くの場面はまかなえます。【推定】
1. 会費の比較表(公開されている数字のみ)
| クラブ | 入会金 | 預託金 | 年会費/月会費 | 入会の条件など | 出典(確認日) |
|---|---|---|---|---|---|
| 六本木ヒルズクラブ(六本木) | 1,760,000円 | 500,000円 | 年 264,000円 | 個人・法人とも同額(入会金・年会費は税込)。法人は満20歳以上の1名を指名会員にする。書類審査で目安は約2週間 | 料金表(2025年4月1日改定)・会員規則(確認日 2026-10-17) |
| アークヒルズクラブ(赤坂) | 2,200,000円 | 1,000,000円 (無利息) | 個人 年 330,000円 法人 年 396,000円 | 30歳以上の個人、または日本で登記された法人。現会員2名の推薦と入会審査委員会の承認が必要 | 公式 MEMBERSHIP(確認日 2026-10-17) |
| 東京アメリカンクラブ(麻布台) | 日本国籍 4,500,000円 外国籍 3,000,000円 | — | 月 30,500円〜 (Single) | ほかに申込料 33,000円・建物維持基金 300,000円 | 公式 Membership(確認日 2026-10-17) |
| 東京アメリカンクラブ 日本橋 | 750,000円 (法人 1,000,000円) | 100,000円 | 月 17,500円〜 (Single) | 成人のみ。Couple は月 26,250円 | 公式 Membership(確認日 2026-10-17) |
| 日本工業倶楽部(丸の内) | 法人 500,000円 | — | 法人 年 550,000円 | 会員委員会と理事会の審査。個人会員は現会員2名の推薦が必要で、選考は年2回(5月・12月)。個人会員の会費区分は公式で確認 | 公式 入会案内(確認日 2026-10-17) |
東京倶楽部・交詢社などの伝統的なクラブは、会費が公開されていないため載せていません(金額は書きません)。「—」は公式の記載に該当する項目が見当たらなかったものです。預託金は退会時に返還される前提のお金で、入会金は返還されません(六本木ヒルズクラブの料金表の記載)。
東京アメリカンクラブは月会費制です。公式ページ内で以前の案内と数字が違う箇所があったため、申し込む前に必ず公式で最新の金額を確認してください。
2. 1回あたりの「場代」を計算する
入会金は一度きりなので、何年使うかで割って1年分にします。預託金は退会時に返ってくるお金なので、ここでは費用に入れません(ただし、そのお金を寝かせておくことにはなります)。
年間の固定費 = 入会金 ÷ 使う年数 + 年会費
1回あたりの場代 = 年間の固定費 ÷ 年間の利用回数
六本木ヒルズクラブを5年使う場合: 1,760,000円 ÷ 5年 = 352,000円、これに年会費 264,000円を足して年間の固定費は 616,000円(約61.6万円)。月1回(年12回)なら 1回あたり約5.1万円です。
年間の利用回数ごとの場代(5年使う場合・飲食代は別)
| 年間の利用回数 | 六本木ヒルズクラブ (年 616,000円) | アークヒルズクラブ 個人 (年 770,000円) |
|---|---|---|
| 6回(2か月に1回) | 約102,667円 | 約128,333円 |
| 12回(月1回) | 約51,333円 | 約64,167円 |
| 24回(月2回) | 約25,667円 | 約32,083円 |
| 48回(週1回程度) | 約12,833円 | 約16,042円 |
アークヒルズクラブ個人: 2,200,000円 ÷ 5年 + 330,000円 = 770,000円。法人会員(年会費 396,000円)なら年 836,000円で、月1回なら1回あたり約69,667円。1円未満は四捨五入。
使う年数を3年にすると、六本木ヒルズクラブの年間の固定費は約85.1万円(月1回で1回あたり約70,889円)に上がります。「何年使うか」を決めずに入会するのが、いちばん高くつきます。
自分の数字で試す
入力した数字はこのページの中だけで計算し、どこにも送信・保存しません。
預託金は入れていません。申込料・建物維持基金など入会時のほかの費用を含めたいときは、入会金の欄に足して入力してください。
3. 入会判断チェックリスト(5問)
チェックした数: 0/5
「いいえ」が3つ以上なら、今は入らずに下の代替を使うのも一つの選択です【推定】。決めるのはご自身です。
4. 入らない場合の代替3案
信頼できる知人や取引先に会員がいれば、ゲストとして使えます。六本木ヒルズクラブは会員が同伴すればゲストの人数に制限はありません(公式の案内)。お願いする以上、お礼の段取り(手土産や次回のご招待)とセットで考えます。
予約・会計・服装の心配が少なく、入会金も年会費もかかりません。なお、ホテルの「クラブラウンジ」は多くの場合クラブフロアの宿泊者向けで、会食の場には向きません。
格上の相手や年配の相手を迎えるときに選ばれてきた形です。個室で落ち着いて話せます。予約の仕方や予算は店ごとに違うので、事前に確認します。
特定の店・ホテル名は挙げていません。
5. お金の基本(法人で使う場合)
- 入会金: 法人会員として入会した場合の入会金は交際費。個人会員として入会し会社が負担した場合は、原則としてその役員・使用人への給与になります(国税庁 法人税基本通達9-7-14)。
- 飲食費の1万円基準: 得意先などとの飲食費で、1人あたり1万円以下のものは交際費から除外できます(2024年4月1日以後に支出するもの。国税庁 タックスアンサーNo.5265)。日付・参加者の氏名や関係・人数・金額・店名などを記録した書類の保存が条件です。社内の人だけの飲食は対象外です。
- 中小法人の800万円特例: 資本金1億円以下などの中小法人は、交際費を年800万円まで損金にできる特例と、接待飲食費の50%損金算入のどちらかを選べます。対象は2027年3月31日までに開始する事業年度です。延長は経済産業省が要望している段階で、決まってはいません(例年12月の税制改正大綱で決まります)。
入会判断の実例や、接待の段取り(予約から当日・お礼まで)をまとめたより詳しい版は、note『となりナビ 接待ガイド 第1話』として準備中です。
出典・計算式・注意事項
- 六本木ヒルズクラブ 料金表(2025年4月1日改定): https://www.roppongihillsclub.com/visitor/dfw/rhc/upload/250401_price_jp.pdf(確認日 2026-10-17)
- 六本木ヒルズクラブ 会員規則: https://www.roppongihillsclub.com/visitor/dfw/rhc/upload/rule_detail.pdf/ハウスルール: https://www.roppongihillsclub.com/visitor/dfw/rhc/jp/common/pdf/rule_house.pdf/クラブについて: https://www.roppongihillsclub.com/visitor/dfw/rhc/jp/about/(確認日 2026-10-17)
- アークヒルズクラブ MEMBERSHIP: https://www.arkhillsclub.com/membership/(確認日 2026-10-17)
- 東京アメリカンクラブ Membership: https://explore.tokyoamericanclub.org/membership//日本橋: https://nihonbashi.tokyoamericanclub.org/membership/(確認日 2026-10-17)
- 日本工業倶楽部 入会案内: https://www.kogyoclub.or.jp/entry.html(確認日 2026-10-17)
- 国税庁 法人税基本通達9-7-14(社交団体の入会金): https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/hojin/09/09_07_03.htm(確認日 2026-10-17)
- 国税庁 タックスアンサーNo.5265(交際費等の範囲と損金不算入額の計算): https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5265.htm(確認日 2026-10-17)
- 中小企業庁「交際費課税の特例」: https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/zeisei/tokurei/kousai.html/経済産業省「令和9年度税制改正に関する経済産業省要望【概要】」: https://www.meti.go.jp/main/zeisei/zeisei_fy2027/zeisei_r/260831_gaiyou.pdf(確認日 2026-10-17)
- 計算式(このページ独自の単純な計算): 年間の固定費 = 入会金 ÷ 使う年数 + 年会費 / 1回あたりの場代 = 年間の固定費 ÷ 年間の利用回数(1円未満は四捨五入)。預託金は返還される前提のため含めません。運用できたはずの利息(機会費用)、配偶者会員の会費、飲食代、休会費などは含みません。
- 「年12回が分かれ目」「入らなくても代替できる」「いいえが3つ以上なら」は、上の計算と一般的な使い方から置いた目安です【推定】。