このページでわかること
印刷の手段を5つの型に分け、それぞれ「向いている人/向いていない人」を書きました。どれを選ぶかは状況次第で、順位はつけていません。後半に、日本のA4と米国のレターサイズの違い、ファイルの送り方、共用パソコンに機密書類を残さない手順、枚数×単価の概算を載せています。
調べた範囲: ニューヨーク公共図書館(NYPL)の公式ページ2件、Staples・FedEx Office・The UPS Store・米国運輸保安局(TSA)の公式ページ。公式サイトに直接つながらず、検索結果に載った公式ページの記載で確認した部分があります。確認日: 2026-11-03。分からなかったこと: ホテルのビジネスセンターとコワーキングの料金(施設ごとに違い、一般的な数字を確認できませんでした)、図書館の利用条件。
最終更新日: 2026-11-03
分かれ道: 本当に紙が要るか
まず「紙が要る場面」かどうかです。次の3つに分けると決めやすくなります。
- 紙が要る: 先方に署名してもらう書類、会議で配る資料、窓口が紙を求める控え
- 画面で足りることが多い: 搭乗券、予約確認、地図。ただし電池切れや通信切れに備え、スクリーンショットかPDFで端末に保存しておく
- 出発前に日本で刷る: 紙が要ると分かっている書類。現地で探す手間と費用がなくなる
米国の保安検査について、TSAは「モバイル搭乗券は紙に印刷したものを読み取れないので、画面で見せる」「通信が弱い場合に備えスクリーンショットを撮っておく」と案内しています(2018年の発表。古い情報なので、搭乗する航空会社の最新の案内も確認してください)。出典: TSA「What do TSA officers want travelers to know?」
国や航空会社によっては紙の搭乗券を求めることもあります。必要かどうかは、搭乗する航空会社の案内で確認してください。
印刷できる場所の5つの型
| 型 | 料金の目安 | ファイルの渡し方 | 手間 |
|---|---|---|---|
| ① ホテルのビジネスセンター/フロント | ホテルごと。無料も有料もある【推定】。事前に確認 | メール送信や、フロントへの依頼が多い【推定】 | 少ない(宿泊先で完結) |
| ② 印刷・配送チェーン店 | Staplesは白黒1ページ34セント〜・カラー82セント〜(公式ページの表記) | オンラインで送って店で受け取り/店頭の端末 | 店まで行く |
| ③ 公共図書館(NYPL) | 白黒1ページ20セント(NYPL公式ページ) | 自分の端末から送信、または図書館のパソコン | 開館時間と対応館の確認が必要 |
| ④ コワーキングの一日利用 | 施設ごと(利用料に印刷が含まれるかは要確認) | 施設の端末やWi-Fi | 予約が要ることが多い【推定】 |
| ⑤ 印刷しない | 0円 | スマホ・PDF | 事前の保存だけ |
料金は2026-11時点で確認できた公式ページの表記です。店舗・日時・サイズで変わります。
① ホテルのビジネスセンター/フロント
宿泊先で済むので、手間が一番少ない型です。ただし、ビジネスセンターのないホテルもあります【推定】。予約前か到着時に「印刷できるか、いくらか、ファイルをメールで送ってよいか」を聞いてください。
② 印刷・配送チェーン店(FedEx Office・The UPS Store・Staples など)
米国には、印刷を請け負う店が多くあります。事業者名は例で、順位や優劣はありません。
- Staples: 公式ページに「ファイルをオンラインで送り、同じ日に最寄り店で受け取り」とあり、注文の締切は正午のことがあります(商品と店で異なる)。白黒1ページ34セント〜、カラー82セント〜の表記。Staples 文書印刷(公式)
- FedEx Office: 公式の案内では、オンラインでファイルを送り、店で受け取る流れ。多くの注文は当日に受け取れるとの記載があります。店頭のセルフ式プリンターが受け付けるファイル形式は決まっているので、店の案内で確認してください。FedEx オンライン文書印刷(公式)
- The UPS Store: 店舗ページでは、ファイルをメール、USB、CDで受け付けると案内する店があります。PDFが品質を保ちやすいとの記載。仕上がりまでの目安時間は店ごとに違うので、急ぐ場合は先に問い合わせてください。ニューヨーク市内の店舗ページの例(公式)
③ 公共図書館(NYPLなど)
ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、一部の分館で自分のスマホやパソコンから印刷できます。公式ページによると、次のとおりです。
- 送り方は、Web画面(Princh)からのアップロード、または分館ごとのメールアドレスへの添付
- 白黒は1ページ20セント。支払いは現地で、現金かクレジットカード
- 用紙は図書館のものだけ(持ち込み不可)
- 送った印刷データが残るのは最大2時間
- 図書館のパソコンからの印刷は別の仕組み。カラーのコピーは1ページ1ドル(価格表の記載)
対応する分館は限られ、カラーに対応しない館もあります。行く館のページで確認してください。図書館の利用条件(カード類が要るか)は確認できませんでした。出典: NYPL「Print Direct from Your Personal Device at Select NYPL Branches」/NYPL「Copying and Printing Prices」(検索結果に載った公式ページの記載で確認。2026-11-03)
④ コワーキングスペースの一日利用
席を借りて仕事をしながら、施設の印刷機を使う型です。印刷が利用料に含まれるか、別料金かは施設ごとに違います【推定】。出張中に静かな席も要る人向けです。
⑤ そもそも印刷しない
PDFを端末に保存し、搭乗券や予約確認を画面で見せられるなら、これが一番軽い選択です。電池切れに備え、モバイルバッテリーを持つ手もあります。
詰まりやすいところ
A4とレターサイズ
日本の標準はA4(210×297mm)、米国の標準はレター(8.5×11インチ、約216×279mm)です。レターは少し幅広で、少し短い紙です。A4のまま送ると、下の端や余白が切れることがあります。印刷の設定で次を選んでください。
本文の端ぎりぎりまで文字が入った書類は、出発前にレターサイズで試し刷り(PDFのプレビュー)しておくと安心です。
ファイルの渡し方: USBよりメール・クラウドリンク
店や図書館の端末では、USBメモリを受け付けない設定の場所があります【推定】。メール添付やクラウドのリンクのほうが通りやすいです。The UPS Storeの店舗ページにはメール受付、NYPLの公式ページにはメール送信の案内があります。PDFにしておくと、レイアウトが崩れにくいです(The UPS Storeの店舗ページにも同趣旨の記載)。
共用の端末に機密書類を残さない
- 作業が終わったら、ダウンロードフォルダのファイルを削除し、ごみ箱も空にする
- メールやクラウドからログアウトする(ブラウザーにパスワードを保存しない)
- 可能なら、ブラウザーの閲覧履歴を消す。プライベート(シークレット)ウィンドウを使うのも手
- 印刷物は取り忘れない。印刷待ちの一覧にジョブが残っていないか確認する
- 契約書など機密のものは、宿泊先の自分のパソコンやフロントを使う方法を優先する
店頭のセルフ機で出てくる英語
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| Black and white | 白黒 |
| Color | カラー |
| Single-sided | 片面 |
| Double-sided | 両面 |
| Copies | 部数 |
| Paper size: Letter / Legal / 11x17 | 用紙サイズ(レター/リーガル/大判) |
| Fit to page | 用紙に合わせて縮小 |
| Staple | ホチキス留め |
上の表は一般的な表記です。機械ごとに文言は変わります。
枚数×単価で、ざっくり計算する
初期値は計算例です。白黒0.20ドルはNYPLの自分の端末からの印刷、カラー1.00ドルはNYPLの図書館パソコンからのカラーコピーの記載です。Staplesの表記(白黒34セント〜・カラー82セント〜)に変えると、店で刷る場合の目安になります。売上税などが別にかかる場合があります【推定】。為替は日ごとに変わるので、手元の値で計算してください。
出発前に日本で刷っておく判断
次のどれかに当てはまれば、日本で刷っていく側に倒したほうが楽です。
- 署名・提出が要る書類で、現地で刷り直しがきかない
- 会議で配る資料で、枚数が多い(現地の単価と手間が重なる)
- 入国に関する控えなど、窓口で紙を求められるかもしれないもの。要否はニューヨーク出張1週間ガイドのESTAの項と、公式の案内で確認してください
日本で刷ったA4の書類は、配布先の書類ばさみに収まりにくいことがあります。配布用は、レターサイズを意識して余白を広めにとると安心です【推定】。
出発前のチェックリスト
チェック済み: 0 / 7
よくある質問
USBメモリは使えませんか?
使える店もあります(The UPS Storeの店舗ページにはUSB受付の記載)が、店・端末ごとに違います。メール添付かクラウドのリンクを第一候補にし、USBは予備にしてください。
日本語のPDFでも刷れますか?
PDFなら文字が崩れにくいのが一般的です。店の端末で直接Wordなどを開くと、日本語フォントがなくて崩れる場合があります【推定】。PDFにしてから送ってください。
ニューヨーク以外の国でも使えますか?
5つの型(ホテル、印刷店、図書館、コワーキング、印刷しない)は、国が変わっても同じです。用紙は米国のレターのほかにも国ごとの違いがあるので、A4が標準の国かを確認してください。店名と料金は国ごとに調べ直しが要ります。
次に困ること
ニューヨーク出張の全体像はニューヨーク出張1週間ガイド、ほかの出張準備は海外出張ガイド(入口)にまとめています。