🏷️ 値決め:粗利率とマークアップの違い

原価から売価を決める。「粗利30%」と「原価に30%上乗せ」は売価が違います。両方を並べて、換算表つきで。計算式つき・無料

1. 原価と決め方

円
%

「,」入りや全角数字でも計算します。税抜・税込はそろえて入れてください。

2. 結果

売価(粗利率 30% で決めた場合)
10,000円
粗利(売価 − 原価)
3,000円
原価率(原価 ÷ 売価)
70.0%
粗利率(粗利 ÷ 売価)
30.0%
マークアップ率(粗利 ÷ 原価)
42.9%

3. 同じ率でも、決め方で売価が違う

粗利率 30%
10,000円
粗利 3,000円
マークアップ 30%
9,100円
粗利 2,100円
同じ「30%」でも、売価の差は 900円。「粗利30%ほしい」のに原価×1.3で値付けすると、実際の粗利率は 23.1% にとどまります。

4. 早見表:粗利率 ↔ マークアップ率

「粗利率◯%を取りたい」ときに原価へ何%上乗せすればよいか。売価は上の原価で計算しています。

粗利率必要なマークアップ率売価粗利

マークアップ率 = 粗利率 ÷(1 − 粗利率)。逆に 粗利率 = マークアップ率 ÷(1 + マークアップ率)。粗利率は100%に届きませんが、マークアップ率は100%を超えます(粗利率50% = マークアップ100% = 原価の2倍)。

5. 社内で話がずれないために

6. 計算式と出典

粗利率で決める: 売価 = 原価 ÷(1 − 粗利率)
マークアップで決める: 売価 = 原価 ×(1 + マークアップ率)
粗利 = 売価 − 原価 / 粗利率 = 粗利 ÷ 売価 / マークアップ率 = 粗利 ÷ 原価 / 原価率 = 原価 ÷ 売価

上の式は各指標の定義そのものです(粗利率は売価を分母、マークアップ率は原価を分母とする比率)。途中では丸めず、表示するときに金額は円未満を四捨五入、率は小数第1位に四捨五入しています。粗利率で決める場合、粗利率100%以上は売価が求まらないため「—」と表示します。

参考: 独立行政法人中小企業基盤整備機構「J-Net21」価格設定の考え方(仕入原価に値入れ額を加えて販売価格を決めるマークアップ方式と、その限界=需要・競合を見ないことの解説)。

注意事項

この計算は、入力した数字にもとづく一般的な計算の目安です。経営判断・価格戦略・税務の助言ではありません。実際の値決めでは、販売経費・値引き・ロス、需要や競合の価格も考える必要があります。