衣類のタグの洗濯表示は、2016年12月から国際規格(ISO)にそろえた新しい記号(JIS L 0001)になりました。さらに2024年8月の改正で2種類(手洗い30℃限度・アイロン120℃限度・スチームなし)が加わり、全部で43種類です。同じ改正でアイロンの上限温度も変わりました(点3つ=210℃・2つ=160℃・1つ=120℃。改正前の表示では200℃・150℃・110℃)。経過措置は2025年8月19日までですが、それ以前に作られた衣類など、改正前の温度の意味で表示された衣類を目にすることもありえます。タグの記号を見ながら、下の一覧で意味を探してください。
1. 記号をさがす
液温は95℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯ができる。
液温は70℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯ができる。
液温は60℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯ができる。
液温は60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる(下線1本=弱い)。
液温は50℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯ができる。
液温は50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる。
液温は40℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯ができる。
液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる。おしゃれ着コース等が目安。
液温は40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる(下線2本=非常に弱い)。
液温は30℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯ができる。
液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる。
液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる。
液温は40℃を限度とし、手洗いができる。洗濯機は使わない。
液温は30℃を限度とし、手洗いができる。2024年の改正で追加された記号。
家庭では洗濯(水洗い)ができない。クリーニング店に相談する。
塩素系および酸素系の漂白剤を使って漂白ができる。
酸素系漂白剤は使えるが、塩素系漂白剤は使えない(三角の中に斜線2本)。
塩素系・酸素系とも、漂白剤は使えない。
洗濯後、乾燥機(タンブル乾燥)が使える。排気温度の上限は最高80℃(点2つ)。
低い温度でタンブル乾燥ができる。排気温度の上限は最高60℃(点1つ)。
乾燥機(タンブル乾燥)は使えない。
つり干しがよい(四角の中に縦線1本)。
日陰でのつり干しがよい(左上の斜線=日陰)。
洗濯機で脱水せず、ぬれたままつり干しするのがよい(縦線2本)。
脱水せず、ぬれたまま日陰でつり干しするのがよい。
平干しがよい(四角の中に横線1本)。型崩れしやすいニット等に多い。
日陰での平干しがよい。
洗濯機で脱水せず、ぬれたまま平干しするのがよい(横線2本)。
脱水せず、ぬれたまま日陰で平干しするのがよい。
底面温度210℃を限度としてアイロン仕上げができる(点3つ)。2024年改正前の表示では200℃。
底面温度160℃を限度としてアイロン仕上げができる(点2つ)。2024年改正前の表示では150℃。
底面温度120℃を限度としてアイロン仕上げができる(点1つ)。2024年改正前の表示では110℃。
底面温度120℃を限度とし、スチームなしでアイロン仕上げができる(下に×付きの蒸気線)。2024年の改正で追加された記号。
アイロン仕上げはできない。
パークロロエチレンおよび石油系溶剤によるドライクリーニングができる。
パークロロエチレンおよび石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる。
石油系溶剤によるドライクリーニングができる。
石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる。
ドライクリーニングはできない。
ウエットクリーニングができる。ウエットクリーニングとは、クリーニング店が特殊な技術で行うプロの水洗い。
弱い操作によるウエットクリーニングができる。
非常に弱い操作によるウエットクリーニングができる。
ウエットクリーニングはできない。
条件に合う記号がありません。言葉を短くするか、区分を「すべて」にしてください。
記号の絵は規格の図を簡略化したものです。正確な形は JIS L 0001 の規格票や、お手持ちの製品の表示で確認してください。
2. 記号の読み方(5つの基本と付加記号)
- 数字: 洗濯の液温の上限(℃)。点(・): 温度の高さ。点が多いほど高温(アイロンは点3つ=210℃・2つ=160℃・1つ=120℃まで〔2024年改正前の表示では200℃・150℃・110℃〕。タンブル乾燥は点2つ=排気80℃・1つ=60℃まで)。
- 下線: 1本=弱い処理、2本=非常に弱い処理。洗濯機ならおしゃれ着用・ドライ用などの弱いコースが目安です。
- ×: その処理をしてはいけない(禁止)。
- 自然乾燥の線: 縦線=つり干し、横線=平干し、線2本=ぬれ干し(脱水しない)、左上の斜線=日陰で干す。
- 記号で伝えきれない注意は、「裏返しにしてネット使用」などの文字(付記用語)で書き添えられることがあります。
3. 旧表示(2016年11月まで)との対応
2016年11月までの衣類には、旧規格(JIS L 0217)の記号が付いています。旧表示は22種類、新表示は41種類(2024年改正後は43種類)で、旧表示の主な記号は次のように置き換わりました。表は横にスクロールできます。
| 旧表示(文字で説明) | 新表示 | ちがい・注意 |
|---|---|---|
| 洗い桶に「40」と「弱」 | たらいに 40 +下線1本 | 「弱い洗濯」は文字ではなく下線で表す。下線2本は「非常に弱い」。 |
| 洗い桶に「手洗イ 30」 | たらいに手(手洗い) | 新表示の手洗いは液温40℃が上限。2024年改正で「手洗い(液温30℃限度)」も加わった。 |
| 洗い桶に×(水洗いはできない) | たらいに× | 家庭での洗濯はできない。 |
| フラスコに「エンソサラシ」 | 三角 | 新表示の三角は塩素系・酸素系どちらの漂白剤も使える意味。 |
| フラスコに「エンソサラシ」と× | 斜線入りの三角/×の三角 | 新表示は「酸素系ならよい」(斜線入り)と「漂白剤すべて不可」(×)を分けて表す。 |
| アイロンに「高」「中」「低」 | アイロンに点3つ・2つ・1つ | 上限温度は現行 210℃・160℃・120℃(2024年改正前の表示では 200℃・150℃・110℃)。 |
| 丸に「ドライ」 | 丸に P | パークロロエチレンおよび石油系溶剤によるドライクリーニング。 |
| 丸に「ドライ セキユ系」 | 丸に F | 石油系溶剤によるドライクリーニング。 |
| 服の形に「つり干し」「平干し」、日陰の斜線 | 四角に縦線(つり干し)・横線(平干し)、左上の斜線(日陰) | 新表示では「ぬれ干し」(線2本)も表せる。 |
| 絞り方(「ヨワク」など) | 対応する記号はない | 絞り方の記号はなくなった。乾燥機はタンブル乾燥の記号で表す。 |
| (旧表示には無い) | 四角に円(タンブル乾燥)・丸に W(ウエットクリーニング) | 新表示で加わった区分。 |
出典・注意事項
- 消費者庁「家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について」(2015年3月31日公表・2016年12月1日施行。洗濯表示を JIS L 0001 の記号へ変更。記号の意味の文言はこの規程の表による) https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/pdf_data/150331_kouhyoubun.pdf
- 経済産業省 2024年8月20日 資料「繊維製品の洗濯表示に関する JIS L 0001 の改正」(手洗い30℃限度・アイロン120℃限度スチームなしの2種類を追加。経過措置は2025年8月19日まで) https://www.meti.go.jp/press/2024/08/20240820001/20240820001-3r.pdf
- 内閣府 消費者委員会 資料「JIS L0001の改正に伴う繊維製品品質表示規程の改正について」(2024年5月13日。2024年改正でアイロン記号の上限温度が 点1つ110℃→120℃・点2つ150℃→160℃・点3つ200℃→210℃ に変更、スチームなしは120℃限度) https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2024/433/doc/20240513_shiryou1-5.pdf
- 経過措置の期限(2025年8月19日)を過ぎても、それ以前に作られた衣類など、改正前の温度(200℃・150℃・110℃)の意味で表示された衣類が店頭や手元に残っている場合があります。点の数が同じでも上限温度が少し違うので、迷ったら低めの温度でかけてください。
- このページの記号の絵は、規格の図を簡略化して描いたものです。線の太さや細部は規格の図と異なります。正確な形は JIS L 0001 の規格票や、製品に付いている表示で確認してください。
- 記号は「その処理の上限」を示すものです。色落ち・縮みなどが心配な衣類は、目立たない所で試すか、クリーニング店に相談してください。
- 説明文の「おしゃれ着コース等が目安」などは、記号を家庭で使うときの一般的な目安です。洗濯機・乾燥機の使い方は各製品の取扱説明書に従ってください。