1. 年間の数字を入れる
円
円
人
時間
金額は円で入力します(1億円=100000000)。総労働時間が分からないときは「人数×1人の年間労働時間」で。例: 8人×2,000時間=16,000時間。
2. 生産性
付加価値(売上高 − 外部購入価値)
40,000,000円
労働生産性(1人あたり)
5,000,000円
人時生産性(1時間あたり)
2,500円
付加価値率(付加価値÷売上高)
40.0%
1人あたり年間労働時間
2,000時間
3. 人時生産性を+10%にするには
今の人時生産性 2,500円 → 目標 2,750円。どちらか片方だけで達成する場合の目安です。
| 打ち手 | 必要な変化 |
|---|---|
| 総労働時間を減らす(付加価値はそのまま) | −1,455時間 |
| うち1人あたり・年間 | −182時間 |
| 付加価値を増やす(時間はそのまま) | +4,000,000円 |
| 付加価値率が同じなら売上高で | +10,000,000円 |
時間は「総労働時間 −(総労働時間 ÷ 1.1)」、付加価値は「付加価値 × 10%」で計算し、表示時に四捨五入。時間を約9.1%減らすと1時間あたりは10%上がります(10%減らすと約11.1%上がる)。
4. 加算法でも確かめる(任意)
決算書の数字から積み上げる方法です。上の結果(控除法)との差を見ると、外部購入価値の拾い漏れ・入れすぎに気づけます。空欄は0として計算します。
円
円
円
円
円
| 加算法の付加価値 | — |
| 控除法との差(加算法 − 控除法) | — |
| 加算法での人時生産性 | — |
ここでは「営業利益+人件費+減価償却費+賃借料+租税公課」を簡易の加算法としています。支払利息などの金融費用を入れるかどうかは、使う統計・定義によって異なります(下の「計算式と出典」)。
5. 計算式と出典
付加価値 = 売上高 − 外部購入価値(控除法)
労働生産性(1人あたり) = 付加価値 ÷ 従業員数
人時生産性(1時間あたり) = 付加価値 ÷ 年間の総労働時間
労働生産性(1人あたり) = 付加価値 ÷ 従業員数
人時生産性(1時間あたり) = 付加価値 ÷ 年間の総労働時間
途中では丸めず、表示するときに円未満を四捨五入しています。
付加価値とは(控除法と加算法)
- 売上高には、仕入先や外注先がつくった価値も含まれます。それを差し引いた残りが、自社が生み出した付加価値です。
- 控除法(中小企業庁方式): 付加価値 = 売上高 −「外部購入価値(材料費、購入部品費、運送費、外注加工費など)」。このツールの本計算はこの方式の簡易計算です。
- 加算法(日銀方式): 付加価値 = 経常利益 + 金融費用 + 人件費 + 減価償却費 + 賃借料 + 租税公課。厚生労働省 山形労働局のページでは、実務ではこちらをベースに計算するのが一般的とされています。
- 中小企業白書(2020年版)は、付加価値額を「営業純益(営業利益−支払利息等)+人件費+支払利息等+動産・不動産賃借料+租税公課」として集計しています。白書の版・図表によっては減価償却費を加えるなど、定義に違いがあります。他社や統計と比べるときは、同じ定義どうしで比べてください。
労働生産性・人時生産性とは
- 日本生産性本部は、生産性を「産出(アウトプット)÷投入(インプット)」で表し、労働を投入としてみたものを労働生産性と整理しています。投入を人数で測れば「1人あたり」、人数×労働時間で測れば「1時間あたり」になります。
- 小売・サービス業の現場では、1時間あたりの付加価値(または粗利)を人時生産性と呼ぶことが多く、パート比率や残業の多さに左右されにくいのが利点です。
- 外部購入価値に何を入れるか(例: 外注費・運送費・広告費)で値が変わります。毎年同じ範囲で入れれば、自社の推移は正しく比べられます。
出典: 厚生労働省 山形労働局「(参考)生産性の計算方法」jsite.mhlw.go.jp(控除法=中企庁方式・加算法=日銀方式の算式)、 中小企業庁「2020年版 中小企業白書」第2部第1章第1節 企業が生み出す付加価値と労働生産性 chusho.meti.go.jp(白書での付加価値額・労働生産性の定義)、 公益財団法人 日本生産性本部「生産性とは」jpc-net.jp(生産性・労働生産性の定義)。
注意事項
この計算は、入力した数字にもとづく概算の目安です。業界平均などとの比較は、付加価値の定義・対象期間・人数の数え方をそろえないと意味がありません。経営判断や対外的な資料には、決算書と社内の正式な数字をお使いください。