📦 在庫の回転日数・回転率の計算

売上原価と期首・期末の在庫から、平均在庫・回転率・回転日数を。目標の日数にするには在庫をいくら減らせばよいかの逆算つき。計算式と出典つき・無料

1. 期間の数字を入れる

円
日
円
円

金額は円で入力します(1,000万円=10000000)。「,」入りや全角数字でも計算します。在庫は商品・製品・仕掛品・原材料などの棚卸資産の合計(原価で評価した金額)です。

2. 回転率と回転日数

在庫回転日数(在庫が売れるまでの平均日数)
30.4日
平均在庫(期首+期末)÷2
3,000,000円
在庫回転率(売上原価÷平均在庫)
12.00回
回転期間(月数)
1.00か月
1日あたり売上原価
98,630円

回転率は「期間中に平均在庫が何回入れ替わったか」、回転日数は「平均在庫を売り切るのに何日かかるか」です。回転日数が短いほど、在庫に寝ているお金は少なくなります。月数は「回転日数 ÷ 365 × 12」で出しています。

3. 目標の回転日数から逆算(任意)

日
項目金額・数値
目標に必要な平均在庫—
今の平均在庫との差—
そのときの回転率—

売上原価が今と同じだと仮定した目安です。必要な平均在庫 = 売上原価 ÷ 期間日数 × 目標の回転日数。差がマイナスなら、その分の在庫(=在庫に寝ている資金)を減らせる計算です。

4. 売上高ベースでも見る(任意)

決算書の分析や統計では、売上原価ではなく売上高で割る式もよく使われます。比べる相手と同じ式にそろえるときに使ってください。

円
回転率(売上高÷平均在庫)—
回転日数(平均在庫÷売上高×期間日数)—
回転期間・月数(売上高ベース)—

売上高には利益が含まれるため、売上高ベースは売上原価ベースより回転日数が短く(回転率が大きく)出ます。在庫は原価で評価されているので、在庫の動きそのものを見るなら売上原価ベースが分子・分母の対応がとれています。

5. 計算式と出典

平均在庫 =(期首在庫 + 期末在庫)÷ 2
在庫回転率(回) = 売上原価 ÷ 平均在庫
在庫回転日数(日) = 平均在庫 ÷ 売上原価 × 期間日数(= 期間日数 ÷ 回転率)

途中では丸めず、表示するときに回転率は小数2桁、回転日数は小数1桁、金額は円未満を四捨五入しています。

売上原価ベースと売上高ベースの違い
  • 売上原価ベース(このツールの本計算): 在庫も売上原価も「仕入れ・製造にかかった原価」で測るため、在庫の入れ替わりの速さをそのまま表します。在庫管理の実務でよく使われます。
  • 売上高ベース: 財務総合政策研究所(財務省)の財務指標の解説では、棚卸資産回転期間を「棚卸資産(期首・期末平均)÷ 売上高 × 12」の月数で表し、在庫が何か月分の売上で販売されるかを測る指標としています。法人企業統計など統計との比較はこちらの式で。
  • どちらの式でも、同じ式どうしで比べないと意味がありません。自社の推移を見るなら、毎期同じ式・同じ在庫の範囲で計算してください。
平均在庫を使う理由と注意
  • 期末の在庫だけで計算すると、決算月に在庫が多い・少ないといった季節の偏りに左右されます。期首と期末の平均でならすのが基本です。
  • 季節で在庫が大きく動く業種は、月末在庫の12か月平均を使うとより実態に近づきます(その平均を「期首在庫」「期末在庫」の両方に入れれば、そのまま計算できます)。
  • 回転日数の「ちょうどよい長さ」は、業種・取扱品・欠品したときの損失で大きく変わります。このツールでは業種別の目安値は載せていません。

出典: 財務総合政策研究所(財務省)「財務指標の解説 棚卸資産回転期間」mof.go.jp(PDF)(売上高ベース・期首期末平均・月数で表す定義)。 売上原価ベースの式(平均在庫 ÷ 売上原価 × 期間日数)は、財務分析で一般に使われる定義によるものです。外部の数値データは使っていません。

注意事項

この計算は、入力した数字にもとづく概算の目安です。個別の経営判断・在庫の評価・税務についての助言ではありません。決算や税務の扱い(棚卸資産の評価方法など)は、決算書と顧問の税理士・会計の専門家にご確認ください。