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welding / statistics
A-YOS-02|初版 2026-07-29|改訂 2026-07-29
溶接業界の現在地を、感覚ではなく公開統計で確認します。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によれば、溶接工が属する産業は建設業・製造業で、就業者数は全国16万3,710人(令和2年国勢調査を加工して作成)、平均年齢は41.8歳(令和7年賃金構造基本統計調査)です(出典1)。同調査による年収は454.7万円、一般労働者の1時間当たり賃金は2,037円、学歴は高卒が71.4%を占めています(出典1)。ハローワーク求人統計データでは、令和6年度の有効求人倍率は2.67倍、求人賃金(月額)は25.4万円(対前年度差+0.5万円)となっており、全職業平均を上回る人手不足の水準にあることがうかがえます(出典1)。
就業者16万人・平均年齢41.8歳という業界構造を数字で確認したら、次は自社の事業承継の進め方を実務レベルで検討する番です。
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溶接品質を裏付ける資格の側面では、一般社団法人日本溶接協会(JWES)がJIS・WESに基づく「溶接技能者」認証を運営しています。同協会が公開する受験者数・合格者数の推移によれば、2019年度の受験者数は111,902人(合格者86,121人・合格率76.96%)だったのに対し、直近公開年度の2022年度は104,035人(合格者80,896人・合格率77.75%)で、この3年間で受験者数は約7.0%減少しています(出典2)。合格率自体は77%台で大きく変わっていないため、資格を取ろうとする母数そのものが縮小している可能性を示唆する数字です。なお2020年度はコロナ禍の影響とみられる落ち込みで100,466人まで減少し、2021年度は110,931人まで回復した後、2022年度に再び減少しています(出典2)。
job tagのデータが示す通り、溶接工は入職時の学歴・資格要件のハードルが低い職業です(出典1)。一方で、日本溶接協会の受験者数は3年間で約7.0%減少しており(出典2)、資格取得という形で技能を裏付けようとする人材の母数そのものが縮んでいる可能性があります。有効求人倍率2.67倍(出典1)という数字は、現場が人手を欲しがっている一方で、その人手を「一人前」に育てる仕組みが、資格試験という外形的な指標だけでは支えきれなくなりつつあることを示唆しています。次の記事では、この構造を補う手段としてのAI溶接外観検査・協働ロボット溶接のできること/できないことを整理します。
視座ステージ診断(無料・約7分・登録不要)— いま何を見て働いているかを20問で確かめる →(2026年7月29日閲覧)
※受験者数の減少率(3年間で約7.0%)は当サイト編集部が公表値から算出したものです【推定】。
最終更新: 2026-07-29 | 参照した一次情報: 2件 | 本記事の推定値には【推定】を明記しています | 誤りのご指摘はお問い合わせへ