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electrical construction / income
A-DENK-05|初版 2026-08-30|改訂 2026-08-30
「資格を取ったらいくら変わるのか」を採用面談で具体的な数字で語れる電気工事店は、実はそれほど多くありません。第2種・第1種の資格手当は求人票に「あり」とだけ書かれることが多く、実額は企業ごとにばらばらです。本記事は電気工事業界専門の求人サイトに掲載された求人情報の集計値と、厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとに、資格手当の相場と年収インパクトを整理します。
電気工事業界専門求人サイト「工事士.com」が実際の掲載求人から抜粋した集計(第二種・第一種両方の金額が確認できた企業のみを対象)によると、第二種電気工事士の資格手当は毎月2,000円〜30,000円、第一種電気工事士は毎月5,000円〜60,000円まで企業間で大きな幅があります。集中しているゾーンで見ると、第二種は「5,000円」あたりが相場、第一種は「10,000円〜15,000円」あたりが相場とされ、第一種の金額は第二種のおおよそ1.5倍〜2.5倍程度が目安です。資格手当の支給は法律上の義務ではなく、支給の有無・金額はすべて企業ごとの福利厚生の判断に委ねられています。
資格手当・賃金制度の設計は、採用面談での説得力に直結します。電気工事店の労務・賃金制度を体系立てて確認しておきたい経営者・現場責任者向けに、関連の実務書を紹介します。
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求人検索エンジン「求人ボックス」の集計では、第一種電気工事士の平均月収は37.2万円(年収換算で約456万円)とされています。厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を年齢別に見ると、男性の平均年収は20〜24歳で359万円、25〜29歳で437万円、30〜34歳で474万円、35〜39歳で517万円、40〜44歳で549万円、45〜49歳で591万円と、経験を積むほど右肩上がりに伸びる傾向が確認できます(日本の平均年収461万円との比較では、30代前半で平均水準に達する計算です)。また経験年数別では、未経験0年で月収21.8万円、1〜4年で23.4万円、5〜9年で27.6万円、10〜14年で28.6万円と、こちらも経験年数に応じて着実に上昇しています。
電気工事業界は経済産業省の産業構造審議会電力安全小委員会資料によれば、第1種電気工事士は高齢者層の退職により想定需要20.4万人に対して2万人程度の不足が見込まれ、1種・2種ともに50歳以上が半数を占める高齢化構造にあります(現在地の記事参照)。この状況で「資格手当あり」という一文だけでは、若手の背中を押しきれません。資格手当の実額、経験年数に応じた昇給カーブ、第一種取得後にどこまで年収が伸びるかを、採用面談で具体的な数字とともに説明できるかが、資格制度を実際の採用力・定着率につなげられるかどうかの分かれ目になります。特に第二種から第一種への移行は、高圧区分を扱える技術者としての付加価値向上に直結するため、資格取得支援制度とあわせて説明できると効果的です。
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資格手当の金額一覧(第二種2,000円〜30,000円・第一種5,000円〜60,000円、相場は第二種5,000円前後・第一種10,000〜15,000円前後、一種は二種の1.5〜2.5倍): 工事士.com「電気工事士の資格手当の相場は◯◯円!金額一覧や年収シミュレーションを紹介」(koujishi.com/denkikouji/35)
第一種電気工事士平均年収(求人ボックス集計・月収37.2万円/年収換算456万円)・年齢別平均年収(男性20〜24歳359万円〜45〜49歳591万円)・経験年数別平均月収(0年21.8万円〜10〜14年28.6万円)・日本の平均年収461万円: CIC日本建設情報センター「第一種電気工事士は稼げる?平均年収や年収アップの方法をリサーチ!」(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を参照した二次集計、cic-ct.co.jp)
第1種電気工事士2万人不足・50歳以上が半数の高齢化構造: 経済産業省 産業構造審議会電力安全小委員会資料(既存記事A-DENK-02で確認済みの出典を再掲)
※資格手当・年収の数値は求人媒体の集計値であり、企業・地域・工事内容によって幅があります。厚労省統計の年齢別年収は電気工事士全体の集計であり、第一種・第二種を分けた公式統計ではない点に留意してください。