※本ページには広告(PR)を含む場合があります。アフィリエイトリンク経由のお申し込みで当編集部が報酬を受け取ることがあります。
kuri / data
A-KUR-02|初版 2026-07-24|改訂 2026-07-24
「クリーニング店が減っている」という肌感覚は、統計でも裏づけられています。厚生労働省の「クリーニング業概要」によれば、令和6年3月末現在のクリーニング所の営業許可施設数は7万2,936施設で、前年度より1,147施設減少しました(出典1)。本記事では、施設数の推移だけでなく、経営者・従業者の年齢構成、そして業界が抱える需要面の両面性を、厚生労働省の公開統計にもとづいて整理します。
経営者の66.1%が60歳以上という数字が示すのは、事業承継の準備に残された猶予がすでに少ないということです。親族内・従業員承継・M&Aという選択肢を早い段階で知っておくと、判断の幅が広がります。
Amazonで「事業承継 中小企業 実務」の実務書を探す →
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。
楽天ブックスで「事業承継 中小企業 実務」の実務書を探す →
当サイトはAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイト・プログラムの参加者です。書影・価格は変動するため最新情報は各商品ページでご確認ください。(広告・PR)
厚生労働省「クリーニング業概要」は、今日のクリーニング業がリネンサプライ等の産業用クリーニングと一般家庭用クリーニングに大別されると整理したうえで、一般家庭用クリーニングについては「家庭用クリーニング用品の発達等により需要が伸び悩んでいる」と明記しています。その一方で「単身世帯や女性の社会進出等需要増加の見通しはある」とも述べており、縮小一辺倒ではなく需要構造そのものが変化している業界であることがわかります(出典1)。同資料はさらに、利用者がクリーニング店を選ぶ理由として「仕上がり具合」「価格」「営業時間」を挙げつつ、トラブル対応や環境問題への姿勢への関心も高いと指摘し、「衣料保管サービス」「24時間受付ロッカー設置」といった利便性重視のサービスや、「処理方法や使用薬品情報の提供」といった安心性重視のサービスなど、地域や客層に合わせた独自の付加価値づくりを業界全体の課題として挙げています(出典1)。
厚生労働省の生活衛生関係営業経営実態調査(クリーニング業)によると、経営者の年齢階級別の構成は「60〜69歳」が52.8%と最も高く、次いで「50〜59歳」が21.7%、「70歳以上」が13.3%となっており、60歳以上の合計は66.1%にのぼります(出典2)。同調査は個人経営の施設では経営者の7割以上が60歳以上であることも示しており、個人商店が担い手の高齢化に直面している構図が数字からも読み取れます。また、従業者数全体の構成をみると、全体の4分の1にあたる24.8%がクリーニング師であり、1施設あたりの平均従業者数は7.4人にとどまります(出典2)。少人数の中に必置資格者であるクリーニング師が含まれる構造は、1人の退職・引退がそのまま店の技術水準に直結しやすいことを意味します。
人材面では2025年3月7日、外国人技能実習制度の移行対象職種にクリーニング職種(一般家庭用クリーニング作業・リネンサプライ仕上げ作業)が新たに追加されました。試験実施者は一般社団法人クリーンライフ協会と一般社団法人日本リネンサプライ協会で、2号まで(通算で最長3年程度)の実習が可能です(出典3)。高齢化・小規模化が進む業界にとって、担い手を確保する制度的な選択肢が広がった直近の変化といえます。詳しい活用の順番は次の記事で整理します。まずは自店の暗黙知がどこまで言語化されているかを棚卸しチェックリストで確認することが、制度を活かす前提になります。
視座ステージ診断(無料・約7分・登録不要)— いま何を見て働いているかを20問で確かめる →(2026年7月24日閲覧)
※出典2の経営実態調査は厚生労働省が生活衛生関係営業について定期的(概ね5年おき)に実施しているものであり、本記事は同省公開ページの最新掲載数値を引用しています。具体的な調査実施年度の表記が同ページ内で確認できないため、数値の年次には幅がある可能性があります【推定に準ずる注記】。
最終更新: 2026-07-24 | 参照した一次情報: 3件 | 本記事の推定値には【推定】を明記しています | 誤りのご指摘はお問い合わせへ